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2008年03月31日

柔道北京五輪代表最終選考会出場報告

津名高校出身の、出口雄樹さんが、4月6日福岡国際センターで開催される全日本選抜体重別選手権に出場の報告に来庁されました。
淡路島唯一の、北京五輪候補です。室津小学校の同級生、津名中学校の教え子などが応援してくれています。淡路市、島のために頑張って下さいとエールを送りました。
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19年度最後の日

自宅の近くの駐車場で、隣接の溝に自動車が運転席を上にして、転落しています。
多分、バックで駐車中、車止めを乗り越えてしまったのでしょう。
目視するところ、安全なように見えるのですが、やはり、より以上のセーフテイーネットが必要だったのでしょう。
行政にも、全体を優先する視線と、そうした安全対策が必要です。

3月31日は、退職関係の辞令交付の日でした。
・県職員派遣など退職辞令交付。
  短期間ではありましたが、色々な事でお世話になりました。今後とも宜しくお願いします。
・淡路市・洲本市広域事務組合退職者。
  管理者として、辞令を交付しました。
・淡路広域水道企業団退職者。
  企業庁として、辞令を交付しましたが、三市の職員はまた夫々で頑張ります。

・淡路市職員の退職者の方々には、市長として、辞令を交付しました。
  第一・二会議室で退職辞令交付式。
  議場で、記念撮影。
  大会議室で、挨拶、感謝状、花束贈呈、お見送りをしました。本庁職員は立ち会って、そして各事務
  所へはテレビ放送しました。
  本庁と5事務所、連携の送別でした。長い間、皆さま御苦労さまでした。そして、今後とも宜しくお願
  いします。

「寂しさと、ホットした気分があい半ばします」という言葉がありました。
夫々の人生、節目にあって去来する心に、言葉は虚しいです。この日は、終わりで有りそして始まりでも有ります。
ご健勝にての、ご活躍を祈念しています。有難うございました。

夕刻、久しぶりにパルシェを訪れました。理事長としてではなく、一市民として。
先輩、後輩、漁業・農業などの方、議員、遠田の檀家の方、などなど。新人の従業員が挨拶にきました。
手作り、ほのぼのとした家族的雰囲気、それなりの存在感を大事にしなければなりません。

久しぶりに、アラモ砦のジムボーイの言葉を思い出しました。
「夜が、こんなに暗いとは知らなかった」
砦に立て篭もる英雄が、妻の死を知ってふと漏らした言葉だと言われています。
その時、ジムボーイは、懐に隠したボーイナイフを、何処に投げたかったのでしょう?
ナイフ投げの名手も、時の流れには勝てません。さればこそ、時を大事にしなければなりません。

2008年03月30日

始動

地球がその生命体として存在する限り、人の営みは終わることは有りません。
明日、淡路市職員として常勤の務めを終わる方々がおられます。御苦労さまでした。心からのお礼を申し上げます。有難うございました。そして、今後とも宜しくお願いします。

これまで積み重ねてきた歴史を引き継ぎ、淡路市は前進します。

門下市塾も、三年間の準備段階を経て、始動します。
試案として、
1スキーム 地域コミュ二テイーの再生 縮小を覚悟し質を高める。
2ターム   17~19  準備段階
        20~22  行動段階
        23~25  総括段階
3現状認識の整理    負債 資産 実質公債費比率など。
               合併して何もいい事が無い、という言葉を聞きますが、それは認識の間違いで
              合併しなければ破たんしていた地域を、何とか維持している。
               その、説明責任を果たす。
4捏造情報等の修正   水道料金改定、小中保育所園の統廃合、学童保育など。
5街づくり          夢 故郷 未来
6スタンス          行政の指導者、本来の指導者。

 淡路公園島構想を基軸として、風、光、そして香り。音。風土資産の活用を目指す。
 そのための作業として、点検、評価をきちんとしなければならない。

取りあえず、月一回の例会が決められました。
4月は、26日の土曜日、午後6時。場所は、門下市塾。「小中学校、保育所園の統廃合について」が、今のところ議題になっています。
参加者は自由。人数によっては、場所の変更も考えられます。

三月末の雨は、涙雨か?
終りが有れば、始まりがあります。朝の来ない夜も有りません。
淡路市、行動段階の一年目、始動です。

2008年03月29日

釜口地域

当時、明石海峡大橋は無く、国道28号線も未舗装で、淡路のソロバン道路として有名でした。
自然条件が、土で整備されていた道路面を、ソロバンの玉の間状にしていたために、バスに乗ってもガタガタと揺れ大変でした。今の子供たちに言っても、理解できないでしょう。
40数年前、自転車で志筑から釜口までよく遊びに行ったものでした。

今日は、県民交流広場事業として、釜口老人福祉センターが施設改修され、お披露目会があり出席しました。
推進委員会が主催で、ハイビジョン映像シアター、手作り作品の展示、ぜんざいの振る舞いなどの催しが有りました。
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少子高齢の地域ではありますが、花、カーネーションの栽培は有名で、東海岸に面した温暖な気候は、住宅にも適しています。
多趣味な方も沢山おられ、賑わいました。
ぜんざいをご馳走になり、手作りの編み物作品を購入しました。

2008年03月28日

明石海峡船舶事故対策

淡路市にとって基幹産業の一つである漁業を守る。
これが市の基本的姿勢。
淡路市の漁協は9数、経営体数は、のり養殖127、船曳網漁業145、水産加工業45。被害は、20、10、5億円、総額で35億円程度の被害と想定されています。
風評被害の打破、原因の解消、そして今後の調査対策など多くの課題が有りますが、取りあえずの応急対策として下記項目を検討しており、議会と相談して、補正対応を、神戸市、明石市と連携して目指します。
のり償却処分費等への支援。固定資産税の減免。共済保険掛け金助成率引き上げ。制度資金等緊急借入金に対しての利子補給。市・県民税の減免。など。

いずれにしても、これは災害、人災です。再発防止、そして起きた場合のセーフテイーネットの構築が、急がれます。

淡路市議会閉会

産経新聞に、「枯れ木が香りを放つ島、淡路島へ出かけたところ西海岸の旧一宮町に、枯木神社というのが有りました。興味深い香木伝説もあります。---淡路島はお香の一大生産地であり、日本の線香生産工場のほとんどは淡路市に集まっている。全国シェアー70%」と報道されていました。
自分たちの利点を、上手く伝える事が大事です。

淡路市も、今は負債を解消し、縮小を覚悟した上で質を高める施策が進行しています。
財政健全化には、これまで無防備に執行してきた施設群の整理が不可欠です。
子供たちを犠牲にし、じり貧の消滅を待つ不作為は、避けなければなりません。自分たちだけというトレンドを見直し、教育の原点、将来への布石にシフトしなければ、夕張市の轍を踏むことになると言って過言では有りません。

そうした観点で予算を編成し、議会に承認してもらいました。
幾つかのポイントを紹介します。
1基礎的施設の整備。
  一宮中学校の体育館は、防災センター的機能、市民センター機能、将来の小学校との共用まで視野
  にいれ、規模査定、財源の確保を工夫して取り掛かります。
  また、給食センターは、防災センターとこれも共用し市民交流センターとして、日本でも始めての施設
  とし、将来的には高齢者や弱者の配膳センター的機能も視野に入れて、取り掛かります。
  いづれもが、用地が既に決定されていたもので、出来るだけ、地元業者が執行出来るように検討しま
  す。
2受益者負担の適正化。
  これまで統一の取れていなかった各種施設などの使用料等を見直し、受益者負担の適正化を図ると
  ともに、そうする事で、市民の意識改革にも努め、また、弱者等へは適切な減免等の措置をします。
3保育所・園の休園。
  適正規模等審議会の諮問を、19年2月に受け、順次、説明など進めてきましたが、一部地域の要望
  などを考慮し、半年間の猶予期間を設けました。
  また、学童保育は、受益者負担の適正化を図り、その事により、より多様な対応も推進します。
4小中学校の統廃合。
  合併前から、北淡町は一元化計画が進んでいましたが、合併後、淡路市としての審議会答申を経て
  淡路市に見合った、そして何よりも子供達優先の、新しい学校つくりに地域の理解を求めて、取り組
  みます。
  小規模教育を誰も、否定するものではありません。しかし、同級生の居ない小規模は、学校を必要と
  しません。常識的限度が有ります。
  豊岡市の学校教育が言われていますが、地理的な特殊な所と比較するのは、駄目です。
5その他、関西看護大学への、研修人事派遣により、公私協調し、淡路市、淡路島の核としての文教施設の発展維持を推進します。

いずれにしても、「住んで良かったと実感出来る」美しい淡路市作りに努めます。

2008年03月27日

明と暗

公示地価で面白い表現に出会いました。
「県内公示地価、神戸阪神間で大幅上昇、他地域では下げ幅縮小」一方、「島内公示地価、宅地の下落県内最大、平均3.5%、商業地も4%」というものです。
見方によって印象が随分違います。
淡路市の現実は、住宅地で3.9%、商業地で4.7%の下落です。この事は、企業誘致には、明です。

暗としての地盤沈下の切り札は、「明石海峡大橋の通行料無料化」です。
これまで、色々な方策で取り組み、乗用車片道、3250円から、2300円、そしてETC車で2000円程度まで下げてきました。
しかし、本州四国連絡道路会社の意識は、新聞発表によると、「料金下げより債務返済、四国の一次産品の流通拡大に寄与」などといった事で、淡路島の事は薄い。
まさに、自力で何とかしないと駄目だ。
知事も、全県的署名運動などで料金低減化に理解を示してくれています。

・ムネ製薬株式会社、平成19年度グッドデザインひょうごユニバーサルデザイン賞受賞。
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明の出来事です。グッドデザイン賞で、医療部門では始めての受賞です。
賞状を持たれているのは、宗新社長です。
淡路市の元気な産業として期待していますと、エールを贈りました。

・年度末を控えて千客万来でした。
 神戸新聞記者、河尻さん、小林さんのインタビュー。
 津名高校の尾崎校長先生が、明石高校へ転勤。
 県民局長ほか転勤等の挨拶。
 株式会社ジェノバの来庁。

・明石海峡船舶事故被害等対策会議。
・岩屋地区町内会連合会総会。

2008年03月26日

企業立地促進法に基づく基本計画の同意

甘利経済産業大臣から交付を受けました。
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企業誘致は、全職員一丸となって動きます。
東国原宮崎県知事も同席していました。

東京

東京は眠らない都会です。
早朝のロビーに、既に行動を始めている人影が見えます。
今日から、企業誘致の行動を加速させます。結果よりも、過程優先の第二タームの一年目です。

・財団法人淡路市ふるさと交流協会理事会。
19年度の売り上げは、ほぼ横ばい、来年度の事業計画は、年間来館者数38万人を目標。
 香りの館が15周年、特産館が10周年、の節目に当たる。
 などが、報告され了承されました。
なお、来年の2月に、温浴施設の改修が予定されています。ご期待下さい。パルシェの湯は、その効  能で、人気が有ります。年間会員も100名を超え、増えています。

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・写真は、経済産業省での、企業立地法に基づく地域産業活性化計画同意書交付式の記念撮影です。
 淡路市は、南あわじ市と並んで、県内3番目の同意です。
 同意を受けるのが目的ではなく、手段として、実績を上げなければなりません。

・また、富島の区画整理事業における、直接施工の完了宣言も無事終了しました。
 阪神淡路大震災の復興事業も、ほぼ一応の終了です。

・明石海峡船舶事故の油流失被害に関して、漁業協同組合等から、市と議会に要望書が提出されまし た。
 応急対応、対策会議、国・県等への要望活動と順次してきましたが、風評被害が有ります。
 被害状況等を勘案し、市民税、焼却経費、水道代、資金融資の利子補給などの措置を検討します。
 何よりも、淡路市の基幹産業である漁業関係と漁業者の生活と気持ちを守るため最大限の支援を
 検討します。
 神戸市も慎重に対応を検討しており、連絡を密にして今後に備えます。
 一時しのぎにならない対策が求められています。

2008年03月25日

心眼

物事の判断において、鋭い心の動きで感じる人間の特技の一つ。
眼で見たことでも信用できない最近のインターネットの世界にあって、心眼の持つ意味は大きい。
あまりにもいい加減な議論、責任を取らない言葉、そして行政批判をしているだけで番組を作る姿勢のマスコミ、どこかで狂った歯車を直す必要が有ります。

・企業立地法に基づく地域産業活性化計画の同意書交付式に参加しました。
 場所は、経済産業大臣室。
 甘利経済産業大臣から、同意書の交付を受け、大臣から、企業立地による地域活性化に向けた取り
 組みの要請を受け、淡路地域の現状と地域活性化に向けた意見を発言しました。

 淡路市としては、指定集積業種として、環境・グリーンエネルギー関連産業、地域技術活用ものづくり
 産業です。
 淡路市の豊かな自然環境と調和を図りながら、自然環境への負荷を低減する産業が前者で、農商工
 連携による地元素材を活かした分工場の立地による新たな技術革新と既存蓄積技術との融合による
 次世代高度技術製造分野の産業が後者です。

 具体的には、風力発電、太陽光発電関連、そして、加工食品、医療用機器関係などです。
 これらの、促進のためにも、明石海峡大橋の無料化は急がれます。

 東京は、魔物です。
 今日は、東国原知事に譲りましたが、いずれ淡路市が勝つときがきます。
 詳細は、別途、報告します。
 東京からとりあえずの報告です。

2008年03月24日

サービス残業?

大阪府の朝礼で、知事と女性職員との会話が話題になっています。
結論から言えば、双方とも明確な認識があっての議論とは認識しがたいものが有りました。

女性職員が言った、「サービス残業」と言う言葉、その人の視点からすると、通勤などの時間もサービス残業という意味に取られかねない。通勤手当が出ているという意味とは違った次元で。
知事が言った、「サービス残業、有難う」という言葉は論外。法を掌る知事が、違法を認める発言は、元お笑いタレント弁護士という経歴を差し引いたとしても、お粗末。横山ノック元知事の二の舞にならないように祈ります。
「人の事を言う前にーーー」と言われそうですので、ここらで止めときます。

時間外とは、管理職が命令した職務であって、その対価として手当が支給されます。
理屈はそうですが、現実は色々と有ります。
管理職は、職員の仕事を明確に把握しておかなければなりませんし、職員は時間内に効率的に仕事を処理しなければなりません。
命ずる側の管理職には、適正配分による仕事の分配、そして健康管理などの責任が有りますし、職員には義務が有ります。昼間遊んでいて夜仕事をしているとか、休日だけに仕事をするとかの市民からの批判は、避けなければなりません。
理屈はそうですが、その他にも、色々問題、視点が有ります。

今日は、予算特別委員会の総括質疑が有りました。
大阪府で言うならば、管理職以外は、サービス残業か?
色々な議論、意見が交わされましたが、一つ、一つの言葉が、トータルとしてまとまっているのか、というところが難しいところです。
また、時には、個人的な憶測の言葉が飛び出したりして、委員会が紛糾しそうになりましたが、委員長の好判断で、無事、終わりました。

一宮中学校の体育館も話題になりました。
中学校の体育館は要ります。財源から特例債を使うため市民体育館兼用として、他の地域のバランスから規模査定をし、将来は、有事の時の使用、小学校などの併用も含めて、多目的に利用することを目指した、体育館です。
しかも、用地はすでに旧一宮町が、確保していた土地です。
財源がないのだから、過疎が進行する所には不要という話も有りましたが、地域のバランスを考えた、淡路市の将来も、見すえる必要が有ります。

2008年03月23日

平成19年度最終週

新しい年の始めと、新しい年度の始め、似て非なるものが有ります。
個人的な事と、団体的な事の違いです。

就任三か月で、平松大阪市長の存在が問われています。
前任者の行財政改革の継承に当たって、「ブレーキを踏むわけでもなく、アクセルも踏まない。ギアをニュウートラルにしたまま惰性運転を続けている」と、批判されています。
アマチュアは、アマチュアのプライドを無くすと害にしかならない時が有ります。関西の核として、頑張って欲しい。

淡路市の小学校数は、洲本市のほぼ倍。
色々な見地から、教育委員会が検討していますが、他市の教育委員会で、学校統廃合よりも、小規模校の弱点を「連携授業」で補うという趣旨の検討がされているそうです。
小学校が地域コミュ二テイーの核という観点からの発想だそうですが、一見、まともな議論に見えて、本筋から離れています。
どのように説明しようと、子供を「利用」しているからなのです。
小規模校の「弱点」と認めておきながら、それを補てんする方法が現状維持。
一歩譲って、学校が地域コミュ二テイーの核とするなら、そうした地域から必ず子供が消える日は、来ます。子供たちが居なくなった学校施設を、その地域が核として、利用する方策を考えるべきです。
学校の適正規模と、地域整備の観点は、同次元で考えるのに、無理が有るのです。
物事には、賛否両論が有ります。そして、その地域に見合った財政、地形が有ります。距離や自然条件で、どうしようもない地域と、少し努力することで対応が可能な地域は、本質的に違います。

その時代に見合った選択をすること、それが優先されます。
淡路市、今は、縮小を覚悟し、質を高める方向を選択すべき時です。

2008年03月22日

狷介孤高

昨夜の月は、見事でした。
欧米では、月を見て感慨に耽ることはあまりないと聞いた事があります。日本人の感性が、月をこよなく愛するのかも知れません。
さて、淡路市の組織、人事も激動期に突入です。3年のタームで蓄えた力で乗り切れるかどうか?
人事は、点ではなく線です。
そして、今の淡路市は、OBを含めた面、総力戦でないと、20~22年の激動期の対応は難しいです。
来年度は、今以上、景気が厳しさを増すと言われています。
職員の意識改革と、責任有る行動、これが課題解決の鍵です。

確か、アメリカの沿岸警備隊の言葉に、SO OTHERS MAY LIVE という言葉が有りました。
自分の命も危ぶまれる現場での救命活動の過酷さは、体力もさることながら、精神力が大事と言われています。
救助する人間の二人の内、どちらか一人を選らばなければならない時、一本の綱に二人でいてどちらかが綱から離れなければならない時、一人でも生きる選択をしなければなりません。
悲しいことではあっても、それが人類の全体への責務です。

西浦、東浦、東海岸、西海岸を見て廻りました。
見た目には、海は美しく広がっていました。
第一次産業の維持は、市の責務の大事な一つです。

まだ、災害の傷跡のある農地、山並を見て廻りました。
車とすれ違うことはあっても、めったに人とは会いません。
この地にあった環境施策が必要です。田畑には、作物を植えるのが常識でしょう。

学校は子ども達のためにあるべきでしょう。
淡路市は、村や町ではありません。
市域全体を考えて、美しい故郷つくりを目指すべきでしょう。

優秀な兵士が教官となった時、自分より優秀な兵士を育てたと感じた時が、引退を決意する時だと言われています。
人には、寿命、運命があり、体力、知力もいずれ消えます。残るのは、その人が歩いた軌跡です。
矜持の軌跡は、いずれ伝説になり、それのみが語り継がれる権利を得ることができます。
たとえ小さな田舎の市民であったとしても。

2008年03月21日

則天去私

後継者育成塾との兼用の居宅に居て、全体を助けるために何をしなければならないかと、考えます。
自分しか見ていない視点は、無人島では問題有りません。
しかし、ここは淡路市、たかが5万人弱、されど5万人弱が住んでいる地域です。セーフテイーネットを構築して、守らなければ、地域の生活空間は崩壊します。
塾の建設前の私の実家で、母は一人で亡くなりました。セーフテイーネット構築側にいて、自分は、自分を助ける事が出来なかったのです。
三年間の準備段階を経て、同志と共に立ち上がります。
好きな、山桜が奇麗な、季節です。

・富島小学校卒業式。
「はばたけ、素晴らしい未来へ」が送る言葉でした。
 男子2名、女子6名、8名の手作りの素晴らしい卒業式でした。
 ただ、父兄の中で、「少人数の教育がいいと言っても、10名前後では、話にならん」という言葉も有り
 ました。
 たとえ一人でも学校は残せ、と言った言葉は、子供達への冒涜そのものではないでしょうか?
・仮屋磁気測定所司令来庁。
・財政課協議。
  北淡保育所、浅野小学校建て替え、神戸の壁移設など。
  保育料金の減免について議論もされました。準備の期間の補填という意味で、一定期間通園などの
  補助はした方がいいが、園を閉めるための目的で、減免は筋違いだという事にしました。
  目的のためには手段は選ばない、これは避けるべきだと気づきました。
・株式会社夢舞台、株主総会、取締役会。
株式の増加、客室稼働率の低下70.6-65.0%、婚礼件数の減237-185件等が説明されまし
  た。
  課題は、原油価格の高騰などに伴うコスト高、神戸等同業種の新規開拓、経済不況。
  対応は、コストの見直し、首都圏への新たな営業戦略、宴会部門の見直し、閑散期の対応等。
・一宮地区職員を送る会。
  勇退者の多い一宮地区の職員は、独特の気持ちが有るようです。
  最近の諸情勢で、早く退席しましたが、これは終わりではなく、始まりですとお礼の挨拶をしました。
  これからも、引き続いて淡路市を宜しくお願いします。
  他の地域からも参加の要請が有ります。時間調整して参加します。

2008年03月20日

春分の日

あいにくの雨。国旗は玄関の中で掲揚しました。
今日から、昼間の時間が長くなっていきます。考えるより、行動を選択する夏に向かって。
夏になると蘇っていた青春は、健康と一対のものであるとすれば、その50%は自分自身の責任。
皆さん、花見も結構ですが、花冷えに留意しましょう。

・菜の花とかかし祭り。
  久野々集落、仁井ふるさと農道沿いに、かかし約200体が設置され、小雨の中、賑わいました。
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・野島断層保存館展示等リニューアル工事オープン式典。
  テープカット、くす玉開披などに続いて、餅まきなども行われ、大勢の人で賑わいました。
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2008年03月19日

裁判員制度

人が人を裁く不条理、それは集団生活を結果として受け入れざるを得ない人の存在そのものに、起因します。
目指すものは、透明で適正な裁判で有る事は自明の理、しかし、完全なものは不可能に近い。
とするならば、不完全なパーセントを出来るだけ少なくすることの努力に尽きます。

努力と言えば、今日、淡路市多賀の新田利弘さんが、県農業改良普及事業協議会の加工の部で、トマトケチャップで、研究活動コンクール表彰の報告に来庁されました。
写真がそうですが、一瓶500円です。ご注文は、多賀1197-1、TEL85-0759です。
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活動と言えば、雨風の中、津名ライオンズクラブの30周年記念植樹が、津名臨海の側道バス停で開催されました。
志筑小学校6年生も、8年後の20歳になった時、開けるタイムカプセルを、近くに埋めました。

2008年03月18日

明石海峡船舶事故

何よりも、風評被害を防止しなければなりません。
今日は、市議会、坊下副議長、新生淡路クラブ・奥野幹事長、五条議員、清和会・坊下議員、公明党・土井議員、無所属会派・岡田議員の代表者と超党派で、国に陳情に行きました。
知事とも一緒になり、有意義な陳情になりました。
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陳情の相手方は以下の通りです。
農林水産省・山田水産庁長官、岡島官房長、国土交通省・春成海事局長、武藤大臣官房審議官、
岩崎海上保安庁長官、東京事務所などです。
西村衆議院議員、末松参議院議員など、お世話になりました。今後とも宜しくお願いします。

東京

東京に代表される二極化。
都会は、田舎が在っての都会ということを、いずれ思い知る時が必ず来ます。
だからと言うわけでは有りません。
まだ橋が架かっていなかった淡路島から、当時の都会の大阪で感じた事は、故郷の良さでした。

今、重要な事は、その時が来るまで、故郷を守らなければならない事です。
学校、保育所園の統合問題は、子供たちの明日を守るためなのです。少人数の教育を誰も否定はしません。しかし、同級生の居ない子供たちの悲しみを、大人のエゴで犠牲にするのはどこか、おかしいでしょう。
中学校の体育館は必要です、しかも、資金が無い淡路市は工夫が必要です。
だから、合併特例債を使うために市民体育館として、有事の避難場所としての位置付けをしているのです。しかも、当分の間、実質公債費比率に影響が出ません。

口先ばかりの行動は、今の淡路市にとって無意味です。
誠意有る行動は、東京も、理解してくれます。
明日に向かって一歩!

2008年03月17日

組織と人事の内示

通例の時期としては、1週間ほど早いのですが、過渡期と職員の50人を超える大幅減という状況を、考慮して、今日、週明けの月曜日、内示などをする事にしました。
引き継ぎと、準備の時間を十分に取ることにより、ロスを出来るだけ少なくするためです。また、混乱を避けるためでも有ります。

組織としてのポイントは、課の整備です。
管財課、長寿介護課、観光政策課、体育保健課を新設しました。
主産業の振興のため、名称を統一しました。商工振興課、水産振興課、農林振興課。
総合事務所の効率化のため、市民生活課と健康福祉課を統合し、市民福祉課としました。
その他、事務処理の明確化などを目指し、係りなどの統廃合も実施しました。

人事は、出来るだけ個人面談などを参考にしながら、長期にわたる経験者は異動、一年目の者は仕事の継続性を重視して留置としました。
また、これまでの経験、将来性、地域性なども考慮し、ある程度、攻めの態勢を考慮しました。
結果、名称変更なども含め、辞令が出るのが455名、合併当時居た職員も、710名から616名になりました。

議会でも懸念されている、職員の量の問題に対して、臨時的応急対応を、検討しています。

・景観園芸学校専門課程終了式。
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第8期の修了生が、日本各地に羽ばたいていきます。少人数のエリート達の式は、厳かなうちに感動的に終わりました。
・日本文化デザイン会議監査。
・消防庁長官表彰。津名地区・尾崎博志氏。岩屋地区・谷山公平氏。一宮地区・一ツ田正也氏。
・高齢者叙勲。桑名正氏。
・淡路市漁業振興協議会臨時会議。

一言。国家の罠!

2008年03月16日

大同団結

市議会で色々な提案を受けます。
収納対策本部の設置、神戸の壁の移設、入札制度の見直し、妊婦の無料検診、ふるさと納税制度への積極的対応、互助会の見直し等などです。
適切に、早期に対応しなければなりません。
また、当局・執行部の方からも、説明し理解を得ます。
例えば、一宮中学校の体育館、給食センターといった最低限の必要施設、これらの建設をしなければ、未来を担う子供たちの公平性、権利を損なう事に繋がります。そして、話題の、実質公債費比率には当分の間、ほとんど影響しません。
こうした、議論などを積み上げて、大同団結し、淡路市は、一歩踏み出します。
これが、平成20年の道です。

9時前に、森漁港を担当部長達と視察しました。
プレスも来ていましたが、「生産に結びつく労働ではなく、海苔を廃棄する敗戦処理のような労働には、悲しみが付きまとう」と話しました。
風評被害的な流れは、打ち消さなければなりません。
明日、淡路市漁業振興協議会の臨時会議、明後日、国への直接要望に行きます。
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写真は、仮屋漁港の森漁協の皆さんの作業状況です。

好天に恵まれ町内会総会が各地域で開催されました。
田井は最大の509軒、天神は97軒、柳沢東クラブは40 軒、田井は奥野議員、柳沢は籾谷議員も参加されていました。
いつものことながら、じっくり膝を突き合わして、会話することの重要性を再確認しました。
私の、ブログを見てくれている人にも出会いました。有難うございました。

2008年03月15日

暴走老人

藤原智美さんの著書の題名です。
元気老人が、喪失感の中で切れるか、余生を第二の人生として意識して生きるか、双方向で全く違います。
医師の説明で、助かる見込みが50%の場合でも、10%程度と言う方が、助かった時、過剰な感謝を受けると言います。その手術の成功の確率が、常識的に95%であって、その通り家族に伝えて、5%の失敗の結果としてなってしまうと、家族に訴えられかねない、現実もあります。

保育所・園、幼稚園の統廃合等の説明も、遅い、タイミングが悪いという意見も有りました。
見方、視点によって、早すぎるという意見も有りました。
どちらにも、考え方が有りますが、双方の意見の接点を大事にしたいです。

淡路ワールドパークおのころのリニューアルオープンが、知事などの参加を得て、盛大に開催されました。
挨拶で、今回のリニューアルは、ハードよりもソフトへの期待ですと言いました。
駐車場が無料、地場産品を外からも買えることで、観光客の利便性もまします。
活躍を大いに期待したいところですが、淡路市の貢献度の評価が、全く感じられなかった事に、市民から違和感が有るという指摘が有りました。
対立の視点ではなく、協調の道を探ります。

市役所では、人事、組織の内示の用意、明石海峡船舶事故被害等の対応、年度末の事務処理などで、職員の姿が目立ちました。

淡路ワールドパークONOKOROリニュウアルオープン

3月15日土曜日、好天に恵まれ、再出発しました。
市の姿が見えにくいようですが、きちんと貢献しています。しかもピュアーに!
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2008年03月14日

明石海峡船舶事故被害等淡路市対策本部

14日、本日、設置しました。
5日に事故が発生、淡路島海岸方面は何とか、大きな被害が無いと、当初は想定していましたが、
8日、森漁協から、原藻処分の協力依頼が市へありました。
9日(日)市長として視察。
14日、県漁連の対策会議で、イカナゴ全量回収、破棄が決定されましたので、影響の拡大、そして、迅速な対応をするために、対策本部を立ち上げました。
週明けには、国へ要望に行きます。                                                                                                       ホワイトデエイ。                                                      誰が何のためにと思うような事も、この世には多いですが、風に吹かれて身を任すのも一つの、選
択肢です。
お返しの気持ちを、伝えるのは難しいですが、誠意が有れば伝わるものです。
   行政も同じことだと思います。

2008年03月12日

淡路島の小児救急医療について

小児とは15歳以下を言うそうですが、これはどうか?現代の子ども達の状況を見て、見直すべきではないでしょうか?
また、淡路島も明石、鳴門の両橋の架橋により、視点を変える必要があるものも有ります。

これまで、県立淡路病院は、小児救急医療の1次から3次まで、そして24時間体制を維持してくれていました。
1次救急は言うまでもなく、市町の役割というシステムですから、県病が敷いてくれていた対応は、やはり島という特殊せいからでもありました。
今は物理的には、淡路島は島で無くなりました。
そして、少子、核家族という現実は、本来の救急医療のシステムを逸脱する状況を生み、医師不足も重なり、午後10時から翌朝9時まで、県病は受け入れを制限すると過日、発表しました。

三市としても、現状維持を要望していますが、諸般の事情で厳しい状況です。
期限は、3月17日、待ったなしの状況ですから、応急対応が必要です。

1淡路島独自の小児救急医療を確保する。
2医師会に委託する。10時から翌朝6時まで、輪番制を検討してもらう。11人程度?
3委託料は、県病の医師会委託休日出務、時間1万円の1.25倍の12,500円時。
 8時間として、10万円程度日。17~31日の15日間として、150万円程度。三市で分担。
4平成20年度は、状況を見て、判断する。
以上のような検討です。

・県民局長の意見交換会が有り、知事、副知事を囲んで色々なことを話しました。
 病院事業管理者、企業庁管理者、農林水産部長なども参加していましたので、
   県立病院の対応など、県有地の処理、のり被害など、と多岐にわたって要望し、理解を得ました。
   インターネットの時代と言われますが、そんな若い世代でも、仕事の最後の詰めは、面談して決め    ると言われています。
   機械は有っても、仕事は人がします。淡路市は、人の輪で勝負ですか!

中学校の卒業式

今日は、北淡中学校の卒業式です。
毎年、手分けして行ってますので、津名、東浦、岩屋そして北淡と回ってきました。

曽野綾子の作品の一節に、「時流に媚びた教育機関があるが、学校というものは同じ場に、同じような若者が集められて影響しあい、時には、いじめられたりいじめたりして、切磋琢磨しこんな不思議な人間が、よくもこの世に居るものだと呆れかえったりしながら、教育されていく場所だと思う。私のように集団生活の嫌いな悪い性格でも17年間の学校という「強制的な集団生活の場」があったことに、深く感謝している」と、あります。

さて、北淡中学校3クラス、86名の卒業式は、涙の卒業式でした。
三年間の多感な想いが、涙となって流れたのでしょう。
他の中学校も含め、皆さん今の気持ちを大事にして下さい。そして、将来の淡路島を宜しくお願いします。

今日は、大事な協議なども有りました。
・常隆寺参道の改良工事などについて、地元の方と意見交換しました。
・小児救急医療について、三市で協議などしました。

2008年03月11日

淡路高校ウエイトリフテイング部

第23回全国高等学校協議選抜大会出場。
3月27~30日金沢市総合体育館で開催される大会に、森田晴美さん2年と藤田真奈美さん1年が出場します。皆で応援しましょう。
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夕張市のこと

夕張市の財政再建計画は、聞くところによると、18年間で行政サービスを切り詰め、借金を返していくという計画だそうです。
市財政に占める返済額の割合は25%、11年目から40%、になる計画は、どこか無理なような感じがします。現況は、ますます厳しくなるようで、計画が狂えば、夕張市は自治体として立ち行かなくなります。
現実に即した見直しと、財政破綻の責任追求が議論される所以です。

淡路市もそうならないために、自助努力が必要です。
今日、一宮地区で有志の勉強会が開催されました。当初、20人程度を予定していましたが、70名程度にも膨れあがった会になりましたが、国会、市会関係の方も参加し、盛会でした。
私は、1時間程度時間をもらって講和をさせてもらいました。

1淡路市の現状など。 2一宮地域の事業計画など。 3課題の説明責任など。
大きく三点にわたって話ました。
特に、体育館の建設について誤解している人が居るようですので理解を求めました。
基本的には、一宮中学校の体育館を建設する事。財源手当てを考えると、合併特例債をあてるので、市民体育館とすると言う事。その中で、有事の時にも使え、出来るだけ使い安いものにすると言う事。
それらのバランスを見て、建設する事。
大方の市民は、納得してくれました。

・株式会社北淡取締役会議。
  中間業務報告がされました。微減の状況で推移しています。 
  3月20日リニューアルオープン。
  5月5日 10周年記念イベントが予定されています。

保存館入館者数は、平成10年度282万人、11年度、118万人、そしてここ数年は、30万人台を
  推移しながら、現在まで累積で、716万人です。
  その数を評価しながら、これからの株北淡の在り方を、模索しなければなりません。

2008年03月10日

認知症について

まだやりたい事がある!唇をかみ悲しみを堪える高橋尚子マラソンランナーの顔に、「夢は叶え続ければ叶う」という言葉が重なり、一人の人間の生き様を複雑な思いで感じました。

さて、先日、認知症について学ぶ機会がありました。
高齢国家と言われている日本にとって、重大な一つのテーマです。

説明によると、日本には約160万人、高齢者世帯7世帯に1人の割合で認知症の高齢者がいるようです。
認知症は病気で、種類によっては治るものや早期に発見・対処することで症状を遅らせることが出来るようです。
1アルツハイマー病 2脳血管障害によるもの 3その他 以上に大別され、種類によって対処方法も異なります。早期発見、早期対応が肝心です。年のせいだからとか、暫く様子を見ようなどと思わないで、下記の状況などに気づいた場合、早めに医師に相談して下さい。

曜日や月が分からない。道順が不明確。物をしまった場所をよく忘れる。電気製品を使いこなせない。
状況に合った着衣、更衣が出来ない。お金が払えない。体の具合が悪くないのに行動が不活発。
本やテレビの筋がわからない。数日前の会話を思い出せない。会話の途中で言いたい事を忘れる。
会話の途中で単語が出てこない。人の顔を忘れる。人の名前が思い出せない。最近の事を忘れる。

これらの事で、全て認知症の病気だと思うのも、早計です。
自分自身の健康管理に留意する姿勢が、まず大事です。
認知症という病気に正しく向き合い、明るい家族生活を維持しましょう。

2008年03月09日

現場視察そして声

船舶事故の油被害が心配でしたので、各所を回りました。
明石海峡には、全く気配さえ有りませんでしたが、タコフェリーの乗客対応に、事故後の配慮が感じられました。
漁業協同組合の事務所は、休日なのでほとんど閉まっていましたが、港で色々な方と話しました。

やはり、海苔関係の人の話が切実でした。
五年ほど前から売り上げが良くない事。
海は綺麗になったけど、美しくなくなって水揚げが減った。
現在の困難を解消することも大事だが、今後の風評被害対策がもっと深刻である事。
なかなか自分達で解決の問題を整理できないので、やはり、行政などに適切な指導等をして欲しい。

官民一体となった地道な行動をしなければなりません。

大型船の運航責任者に対しても、明石海峡のような海の銀座と称される場所での自動操縦禁止の法整備も考えて欲しいと意見がありました。
性善説で人を信用するのも一つですが、セーフテイーネットとして備えをきちんとする事も必要です。
行政の一つの責務でもあります。

2008年03月08日

保育所・園の統廃合計画について

土日に関係なく、職員も働いています。合併した市は何処とも大変ですが、淡路市のように地形が複雑で、人口が散在している所は特に大変です。全て、新しいところから出発しなければならないからです。
その方が、やりがいが有るという視点も有ります。

まさに、多様な価値観、視点が有るわけで、今回の保育所休園の計画の、「半年間の猶予」についても、説明不足のところが有りますので、補足説明します。

計画は原則変えません。変えれない事情が有ります。
財政破たん回避の、計画推進は10年のうち後、七年しか残っていません。待った無しの現況です。

ただ、話し合いの中で、子供たちの保育教育の観点から、ほとんどの父兄が賛成と思っていたのですが、2~3割程度の父兄に、事務手続きに無理が有るという意見が有りました。
義務教育では有りませんので、選択肢は父兄側に有りますからその事を尊重する上で、半年の手続き期間を置きました。
勿論、行政としても出来るだけ、まず何よりも子供たちのことを優先する上で、しなければならない事を整理します。市と話し合って、整理がついて子供たちが不在になりしだい、休園します。

子供たちのこと、市域全体を見る視点から、全てが休園で整理できたという事も、結果としてあり得ます。

また、保育所・園、小学校の存在そのものに価値観を優先される方々とは、また、違った意味での話し合いが必要です。
「子供の声が聞こえないと寂しい」という意見に対しては、今は、この部分は子供たちの適正教育の観点から、辛抱して欲しいのです。他に代替の方法は幾らでも有ると思います。
感情の問題は、全てをひっくるめて考えてしまいますので、整理が難しいですが、子ども達の未来、淡路市の将来に視点を置いて、今は、考えています。

結果として、映画の猿の惑星のようにならないようにしなければなりません。

淡路歴史浪漫・風景街道フォーラム

パネリストとして意見概要です。
1風土工学との出会い。
 景観は10年、形態変化に伴い変貌する。風景は百年壊されずに残る。風土は千年、人々の心象風景
 として残る。
 H13(2001)県民局総合事務所化。
 H14(2002)風土工学で、125の淡路島の風土資産を選定。魅力ある地域造りを行うため、風土を地 域の魅力を形成する資産として捉え、風土という地域個性を活用し、地域の独自性、個性を主張し、地 域の魅力を発信した。
 H16(2004)壱の国風土会が、風土工学的手法というスパイスで、地域活性化のための刺激を与え、 人々の心、或いは町に活気をもたらし、地域の個性が明らかになる淡路島ならではの地域活性化を、
 目指し結成され、現在も活動している。
 メンバー選定にあたっては、それまでの便利屋手法を排除し、多種多様な島人を登用した。

2淡路島のターニングポイント
 S60(1985)鳴門海峡大橋架橋~国生みの祭典
 H 7(1995)阪神淡路大震災 ~北部大打撃
 H10(1998)明石海峡大橋架橋~花博・ジャパンフローラ2000
 H18(2006)淡路島3市時代の幕開け。全ての合併協議会に参加したのは、結果として県民局長と
         してのわ私だけ(いずれ詳細、本当の事、その時歴史は動いたことを発表します)

3淡路島の未来。
 (1)戦術。
    淡路島は、関西国際空港建設を手放した時、経済圏としての発展を手放し、今の環境を保持した
    いわゆる、土木事業を投入し京都疎水で今の京都をつくった手法と、屋久杉を残し観光資源として
    屋久島の今を有らしめた手法、後者を、淡路島は選んだ。
    一市運動は頓挫、少子、過疎、高令問題を抱え、両橋の名前に象徴されるように通貨交通位置
    としての見えない展望の現実を認識しなければならない。

    淡路島、過渡期の3市時代にあっては、結果として、集約統合の手法で、質の向上を目指す、
    地域経営を確保するため、住民の理解を求めなければならない。

  (2)戦略。
    企業誘致、定住人口の増加対策は勿論、即効性の事業展開として、官民一体となった、観光、
    スポーツ、グルメそして地場産品の売り出し販売など総合的な動の施策を展開する。
    淡路市としては、良質な、関西圏域のベットタウン、定住性のあるリゾート地を目指す。

4総括。
  淡路市の集落、217のうち限界集落(65歳以上の人口比率が50%)は、特養3地域を除いて、
  5、予備軍も多い。
  しかし、二極化と揶揄される現状も、東京に代表される都会は、田舎があっての都会。
  いずれ、時代、歴史が田舎の付加価値が宝である事を認識する時は、必ずきます。

  私達は、軽佻浮薄に流されること無く、今を生きるべき。
  今年は、明石海峡大橋(神戸淡路自動車道全通)架橋10周年、動の仕掛けとイベントで、淡路島を
  盛り上げましょう。

2008年03月07日

あわじ歴史浪漫・風景街道フォーラム

未来に残したい、淡路の道風景を考える。
於:淡路夢舞台国際会議場。
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ライフスタイル

今、淡路市住民は、その意識と生活を変える時を迎えています。
米国に浸透していると言われる、ハイブリッド車は、地球温暖化防止のライフスタイルを象徴していると言えます。
新聞記事に、「自己主張が出来る車」という表現が有りました。温暖化防止に自分が一役買っていると自覚し、周囲にも、見える形で示しているわけです。
反論も認識していなければなりません。「車は環境に悪い。プリウスは、それをステルス化している」という意見です。
どちらを選択するかは、夫々のライフスタイルにかかっているようです。

変える、チェンジと言えば、パルシェ香りの湯の温浴部分の改修計画が、進んでいます。
主に、向かって左側の部分で、来年、2月頃の工事を計画しています。
課題であったサウナ部分の改修を中心に、「やたの鏡風呂」など、工夫を凝らした改修により、集客アップを目指しています。

チェンジ、交代と言えば、淡路市の基幹会社の一つである、ムネ製薬株式会社のトップ交代の祝賀会が有りました。
「日本で一番多くの種類の浣腸を製造している」をキャッチフレーズに、次次とアイデアを発信、多くの賞も受賞している会社です。西啓次郎氏から宗泰一氏へ、バトンが引き継がれました。

交代と言えば、大阪府知事の事が、色々、報道されています。
・素人ぽいところがいい。
・守りの改革でスターとし、将来展望に向かうというスタンスは評価できる。
・大風呂敷が悪いとは思わない。
・知事にはバランス感覚が必要。職員の能力を最大限引き出す努力も一方で求められる。
いずれにしても、効率よくやらなければ、実績は残せません。橋下知事が、本当の意味で、行政のトップはボランテイアと認識した時、大阪はそのライフスタイルをチェンジするスタート台に立つ事が出来るでしょう。

2008年03月06日

冬の後には春が来る。

白樺派の作家、有島武郎の小説の中で、画家を志望し苦悩する漁師の若者を見守る作家の心の声の言葉でもあります。

洲本市在住、福谷弘先生の書の一節を紹介します。
・地域学の覚書。
  どれだけ淡路の事を知っているか?郷土愛の自然な感情は、確かな知識に基ずくものでなければ
  ならない。郷土愛は、学ぶ、知る、好む、楽しむと昇華されて本ものとなる。
  当分、三市の時代が続くが、淡路一市が忘却されたということではない。
・津名学の課題。
  津名地域は、島の玄関として地の利を得た現在、将来の発展が最も期待されている地域である。
  しかし、その将来性は蓋然性であって、必然性ではない。
  座して待つべき事ではない。しかも、置かれた地政学的位置のため、その地域経営は、かなりの
  困難を極める事が予想される。
・淡路学の覚書。
  明石海峡大橋がもたらしたもの。
    多自然居住、都市近郊地域。淡路「六麓荘」の創生。大礒港と津名港の繁栄の終焉。
    津名丘陵北部山地の公園化。七福神巡り。県立淡路景観園芸学校への期待。
    貝原俊民前知事の提唱「人間サイズの町づくり」。
  景観10年、風景百年、風土千年。
    風土工学的手法による郷土調査。
     平成15年度、淡路県民局が「風土工学的手法によるイメージ戦略モデル調査」を行った。
     門康彦淡路市長が、淡路県民局長時代の施策である。
・終わりは、「品格のある島へ」で結ばれています。

5日の主な出来事。
・総務省近畿総合通信局長の来庁。
・よさこい踊りの意見交換会。
・平成19年度淡路21世紀協会理事会。
  花博記念協会の事が話題になりました。
・淡路島市長定例会。
  県立病院の救急体制が話し合われました。
・淡路島土地開発公社設立団体長協議会。
  事業の殆どが、淡路市のものです。街路事業用地。芸術文化施設用地。交流定住都市整備事業
  用地。
・第90回兵庫県畜産共進会事務の打ち合わせ。

2008年03月05日

同声異俗

米国大統領選挙、予備選、オバマ氏が優勢と報じられていますが、「チェンジ」としか伝わらないメッセージ、クリントン前大統領の姿があまり見られない、報じられない陣営、いずれも、間接報道にしか情報の術が無いので本当のところはよく分りませんが、どちらも現代の悪しきテレビ文化の弊害に曝されているようで、何所かに不快感があります。

昨日は、東奔西走でした。
・淡路警察署で富島区画整理などの相談など。途中、刑事、新聞記者などの動きで、夕刊に掲載された
 逮捕の事を感じました。いずれも悲しい事ですが、背後に有る長い時間を思いました。
・元淡路町議会議員で現老人クラブ連合会会長の上田氏の葬儀に参加しました。
 寒い中、観音寺に沢山の人の姿が有りました。
・漁業関係で働く青年達と会い、話をしましたが、不況感が根強いです。
・神戸市の業者と面談しました。かつてゼネコンで働いていた方も居て、昔話に花が咲きました。
・関西模型クラブ連合会の方々と面談しました。飛行場を探しているとかで、新しい、交流の場が期待で
 きます。一か所、候補地が決まりましたので、地権者などとこれから調整していきます。
 情報をくれたのは、私の大学時代の後輩です。
 人脈の大事さを痛感しました。
・長沢アートパーク事業の打ち合わせ。
 11年の歴史、参加103人の実績、出発当初からは形を変えて継続していますが、その重要性は、明 確なコンセプトが無いまま継続されている国際交流より大事なものが有ります。
 ただ、長沢住民に当初の熱意が無いように感じられるのが気になります。
・淡路市保育所・園の休園についての経過報告など。
 保育士の方々を中心に全職員、全総合事務所にテレビ放映などにより伝達しました。
 不明なところは、照会して下さい。

一言。南あわじ市の方から、小学校の適正規模による改革を推進して、子供たちの教育環境を整備して
下さい、という連絡がありました。
また、提案として、小学校の6年生などの意見を聞いてみてはどうか、という提案も有りました。

2008年03月04日

生田小学校

保護者の方々と意見交換しました。
やはり、説明不足、思い違いなどで意見の行き違いが有りましたが、幾らか解消出来たと思います。
市役所職員も市民であり、保護者も地域住民です。
変な対立の構図を回避して、共生の輪を広げ、明日の地域を語り、子供たちの教育環境を整える必要を再確認しました。

最近、友人達から届いた言葉を紹介します。
まず、便りの一節に使われていた言葉です。
・困難を乗り越える努力が進歩をもたらす。ホー・チ・ミン。
・逆境は新実への第一歩。バイロン。

竹中平蔵氏の視点。
・異常な事を変えようとしているのだから、フリクション(摩擦)は起きる。
 速いと必ず速いと批判され、遅いと遅いと批判されるのがリーダーの宿命。フリクションを起こさなけれ
 昨日と同じ。リーダーは結果をだす事。
 改革を断行する重要なポイントは、1、リーダーのパッション。何がなんでもやるという熱い思い。
 2、リーダーの忍耐と強かさ。戦略は細部に宿り、地道に一つ一つ当たり前の事をしっかりと積み上げ
 ていく。3、信頼できるブレーン、チームの構築。

チームと言えば、「チームバチスタ」の講評に、医療という理系、文字を掌る文系、どちらも出来るのが凄い」と有りました。医療が理系と決め付けるのはどうか?変形理系も有ると思いますが?

一言。門の文章は漢字が多いので感じがイマイチ、と言われる事があります。日本古来の美学の為に、辞書を引いて下さい。お願いします。

門淡独言。
統合小学校として選定理由のポイントは、1施設面 2位置 3関連施設 です。
皆さんの意見を待ってます。あと7年しか有りません!

2008年03月03日

春宵一刻

外気の寒さは、早、春の兆し。
寒さも冬に向かう厳しいものと、春に向かう優しいものとでは、感じが違います。
今日は、月が見えません。
上半身裸で走ってみました。19歳の時に戻りました。友達の感謝の集いで飲みすぎたせいかも分りませんが、パトカーが後で、家の周りを回っていましたが、誰か通報したのでしょうか?
そんな暇な事をする余裕が有るなら、淡路市の財政問題でも考えて欲しいです。
「それは、行政が考える事」なんて、自分は関係ないなんて発言をする市民に警鐘を告げねばなりません。
明日は、自分たちで創るものです。

今日、3月3日は、第16回淡路市議会の開会日でした。
提案説明は、約40分ほどかかりました。淡路市の厳しい財政事情を訴え、行財政改革に努めながら、工夫ある予算、多様な選択肢を提案しました。
3月28日までの会期です。
なお、提案説明で、保育所・園の休園について、暫定猶予期間を置くことを述べました。

その後、保育所・園適正規模等特別委員会の発議が出ましたが、私の提案説明、そして、常任委員会があり、全員協議会が制度としてあることなどを踏まえ、否決となりました。

今日も、地元住民との話し合いが行われます。

2008年03月02日

旅立ちそして別れ

昨日も沢山の集いが有りました。
・淡路県民局退職者を送る感謝の集い。
  私も、多くの人に送られたことを思い出しました。
・津名高等学校同窓会阪神支部役員会。
  何故か、島外の方が、活動が活発です。
・谷公一国会議員の政経セミナー。
  伊吹文明幹事長の講演、前現知事の参加、派手な会でした。

会と言えば挨拶。難しいですが、その場に合した自然体の短めがいいようです。
1社交の挨拶。
2その人との関係紹介。
3その人の人柄などの紹介。
4その人の今後のことなど。
5贈る言葉。

出会いが有り、別れが有ります。
大事な事は、嘘を吐かない事です。

2008年03月01日

弥生3月

二月最終の週は、学校、保育所の統廃合について、関係地域住民との話し合いでした。
多くの住民との話し合いの中で、改めて、川の流れは両岸から見なければならない視点を感じました。
合併前から、1、適正規模 2、財政問題 3、地域整備の三つの観点から、小中学校、保育所適正規模検討委員会の諮問答申を経て、新しい学校作り、新しい保育園の姿を模索、検討してきました。
行財政改革の観点から言いますと、既に、三年の遅れとなっていますが、議長、市議会議員の皆様、そして何よりも、地域住民市民のご意見等を真摯に受け止め、実態に即した、猶予期間などの設定による、丁寧な、改革に努めます。

最近、涙もろくなってきました。
友人の、私を思う気持ちを大事にしなければと思っています。