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2011年05月22日

no-blesse o-blige

友よ。(無頼派外伝)

病室の扉に手をかけ
病と闘う友は
見舞いに訪れた僕に声をかけた
「門さんだけや元気なのは、頑張って。」

二人で過ごした時間は短い
青春の時代を異次元の世界に生きながら
垣間見た舞台での
不可思議な一期一会の縁。

どの様な時にも
友は僕に優しかった
その時だけ、少年時代の夢の中に居たのかも知れない。

本当の悲しみを背負った同じ母子家庭
又、いつ会えるかも分からない戦友に言った
「また来るから。」

*無頼とは、アウトサイダー。その存在の意味において、嘗て、高貴なる者と自嘲していた者達が居た。
あれは、遠い日。