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2012年08月13日

夏の日の想い出。

合併して8回目の夏。
震災記念公園で、お姉さんと一緒に来ていた、少年から声を掛けられました。
「あ、市長さんや!」
半世紀後、この日の事を覚えてくれている事を祈念しました。
しかし、滅茶苦茶、爽やかな姉弟でした。勇気をもらいました。
「有難う!」

淡路市創生について。

淡路市が誕生してから8回目の夏、「自分達がまとめるから後は託す」、と言われてからあっと言う間に9年が過ぎました。
時代は確実に進歩し、そして其々の世界を創っています。
最近、青年から届いた言葉にこのようなものが有りました。
「市長、いつかきっと帰りたくなる街創りを、してほしい。」東京からフェイスブックで届きました。
「淡路市は田舎ではない。大阪、神戸へ通勤可能な住みやすい田園都市です。」淡路市を考える会での意見でした。

神秘のベールに包まれていた明治天皇が崩御されて百年、日本は敗戦を経て、ストックの富では米国に次いで世界の第二位だそうです。
成程、領土問題一つを見ても分かります。北方4島にはロシアが、尖閣諸島には中国が、竹島には韓国がたかっています。
開発援助等に対する返礼がこのようなもので有っても、度量の大きい日本政府はビクともしません。
国民も目の前の課題の原発にはそれを利用する部分は置いておき、大騒ぎをしますが、国益を損なう事には騒がない優雅さを持っています。

さて、淡路市、5町の合併は国策ですから避けて通れない道でした。「それは違うでしょう、5町が選択したのです。」と言われる方も居ますが、形はそうでも導いたのは国です。ただ、その事をとやかく言っているのでは有りません。国策ではあっても結果責任を取るのは現場、市です。そのために融和を優先してきました。
そんな経過の中、現在、所得収入が減少している淡路市の街創りは、前述した二人の言葉にヒントが有ると思います。
交流人口の増高を図り、居住出来る環境とシステムを構築する。海、山、田園、朝日、夕日等全てが体感出来、そして何よりも静謐で安全安心な田園都市、淡路市。
それらは、イベント、聖地、そして物語に繋がります。
これらは大企業の誘致より具体性が有り、実行可能な事です。
既に、淡路市に住み、大阪に勤務する家族があり、子供達も多様な教育を選択する事が可能です。

これらの事の実現には市民が共同して其々の立場で、明日の淡路市創りに関わってもらう事が必要です。
兎に角、前へ。

(今日一日)
お盆、執務する職員の姿が多い。ご苦労様です。
コツコツと積み上げる事が大事です。浮ついた戯言に付き合っている時間は有りません!