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2023年01月17日

阪神淡路大震災

悲しみの日から28年。淡路市では、野島断層保存館と郡家市街地で追悼事業をしました。
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真実を伝えることは難しいです。

阪神・淡路大震災追悼事業 挨拶概要 2023年令和5年1月17日5時46分~
                  (北淡震災記念公園:国生み神楽ミュージアム)

皆様、お早うございます。(今晩は)市長の門康彦です。

阪神淡路大震災から28年、その追悼と防災意識高揚のためのイベントに際し、淡路市を代表してご挨拶を申し上げます。

6千4百余名以上が、瞬時に亡くなったとされる、兵庫県南部地震、1995年平成7年1月17日午前5時46分その災害は阪神淡路大震災と記憶され、淡路市でも、北淡町39名、一宮町13名津名町5名淡路町1名、計58名の尊い命が奪われました。

当時の故貝原俊民県知事は、「創造的復興」の理念を掲げられ、国連における防災の理念でも、「build back better」と訳され、世界に通じる普遍的な概念として生かされています。

又、当時の兵庫県には、防災監制度の部局は無く、災害対策に慣れていた土木部が復旧復興の前線に立ちました。今、現場に立った管理職は私一人になりました。
残った者の責務として、その悲しみや経験を教訓に、「備える事の大切さと、その後の適切な対応のノウハウ」を後世に伝え続けなければなりません。

そのため、毎年、地震発生と同時刻には、自然の遺物である野島断層と人工の遺物である神戸の壁を顕彰する震災記念公園で、午後には北淡町と同様に中心部に甚大な被害を受けた一宮町郡家地区で追悼事業を開催し、皆様と共に鎮魂の祈りを捧げ、震災の記憶を未来に伝え続けています。

又、野島断層は、昨年10月に「世界地質遺産100選」に選ばれました。この自然の遺物を守り、未来へ継承していくことも、私達の責務でもあります。

南海トラフ巨大地震の発生が懸念される昨今、亡くなられた方々の遺志を引き継ぎ、まず自分自身ができる備えに最善を尽くしましょう。そして、置かれた場所で、共に助け合う公助の精神で地域と住民を守りましょう。宜しくお願い致します。

最後に、亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りすると共に、ここにお集まりいただいた方々のご健勝とご多幸をお祈りし、市を代表してのご挨拶とさせていただきます。
有難うございました。

・主な事業(門 日誌)
・追悼記帳書設置。本庁、各事務所、震災記念公園。
・追悼事業
 ・旧北淡町

 ・旧一宮町

・協議
 ・神鋼メンテナンスに関する報告

・HAT神戸1.17の集い。角村総務部長
・大阪観光局との面談。延期