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2025年06月06日
根回し
根回し
島の不思議な物語 外伝 「根回し」
兵庫県知事の騒動をめぐり、この言葉もキーワードの一つになりました。
しかし、根回しはあくまでも根回し、それが目的であってはいけません。
平成14年1月24日、淡路創造大学公開講座で時の県民局長として、淡路地域ビジョンの推進と題して講演を行いました。
その中で行政についても触れています。現場行政はまず全体の福祉が優先される。個人の利得は順位が低い。その結果逆恨みをされることも有ります。
そうした、不条理、不合理の無駄を避けるために根回しを行います。
無駄な時間を費やさないために事前に説明するのです。
ただしそういう手法を取らないで、本会議でいきなり議論等で決めていくことも有ります。かつてある市において、その手法を取ったために、会議が深夜に及び困ったそうです。
淡路市ではこれまで、二元代表制を貴び、丁寧な説明をして、根回し等は一度も採用しませんでした。
その為に、当然分かっているであろうという事で、会話が長引き、無駄な時間を費やしたこともありました。所謂、接遇の不一致ですね。
さて講座は、淡路地域づくり研修会を兼ねていましたので、副題を、「人と自然の豊かな調和をめざして」としました。
当然、課題の一つは市町村合併。まさか私自身が時の市長として直接それにかかわるとは思っていませんでした。
しかし、その事が現実の事として動き始めた時、根回しとして、故貝原俊民知事さんと県議会議員の方々に根回しをしました。
あれから、二十数年が経ちました。