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2025年05月30日

施設等の見直し

施設等の見直し

島の不思議な物語 外伝 「施設等の見直し」

五町、五つの組織が在れば、夫々、同じようなことをしています。
国、県から見れば不効率、地元から見れば十分な行政サービス。質か量かの選択です。

立場の違いです。
しかし、維持できなければ見直さなければなりません。それが合併でした。

そして施設等の集約、廃止等が必要でした。五町の中では規模の大きかった旧津名町の
住民から親しまれていた、「いい湯だな」を先行、赤字経営の廃止でした。

温水プールも、かっぱ天国の一か所に集約。これらの事は、経営者(市役所)から見ればやむを得ない事でしたが、利用者等(市民・住民)から見れば、サービスの低下になります。

逆も有りました。一宮中学校体育館。五中学校の中では狭く、大きな大会は出来ませんでした。教育環境の平等という観点から、若干大きめに、新設しました。

これらの事は、新市を維持するのに必要な事ではあっても、マイナス要因が印象に残り、選挙では不利な要因にもなります。

その他、誤解等を受けた主なものを紹介します。
行政は商売では有りません。全体の福祉のサービス。そのため継続が大事なのです。

小学校の統廃合もそうでした。教育委員会が一番注視したのは、子供達の適切な競い合う教育環境の整備でした。そして、父兄、地域の住民との丁寧な意見交換でした。

しかし在るものの廃止は、地域の核の喪失に繋がると存続の意見も有りました。
最後は、子供達の意見が尊重されました。「大きな学校で勉強したい。」

その代わりに、核となる町内会施設等の充実を図りました。
学校は、まず子供たちの為に有るもの。時間はかかりましたが住民の理解を得ました。

しかし今、人の流入による教育環境の見直しが急務となっています。